本名はMarion Michael Morrison。高校時代にいつも連れていた犬の名前から“デューク”のニックネームが付く。南カリフォルニア大学に入学後、フォックス撮影所でアルバイトをしている時にジョン・フォード監督と知り合う。30年、「ビッグ・トレイル」の主役に抜擢され、芸名をデューク・モリソンからジョン・ウェインに改名。39年、フォード監督の「駅馬車」に出演して人気を確立。以降、西部劇の人気スターとして活躍する傍ら、「拳銃の町」など製作者としても活動。マネー・メイキング・スターの常連として名を連ねるようになる。60年代に入ってからはガンに侵された体と戦いながらも出演を続け、69年「勇気ある追跡」にて念願のアカデミー主演男優賞を受賞。その後も活躍を重ね、76年の「ラスト・シューティスト」で自らを封印して事実上の引退。結婚は3回。長男のマイケルは映画プロデューサーとして父の作品にも関わり、パトリック、ジョン・イーサンの二人は俳優になった。度重なる手術後まもなく、周囲の反対をよそにアカデミー作品賞のプレゼンターとして授賞式に参加し、その二ヶ月後の6月11日に永眠した。墓標には“彼は醜く、強く、誇り高い男だった”と刻まれている。
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